なんだか疲れやすい季節にーハーブで整える、初夏の自分時間
- Gooby Goofy
- 5月19日
- 読了時間: 6分

こんにちは、FLORISTです🌱
季節が春から夏へと移ろうこの時期。少しずつ日差しが強くなり、朝の光がまぶしく感じられるようになってきました。気温の変化だけでなく、湿度や空気の質感も日に日に変わっていくなかで、心や身体も、知らず知らずのうちにその影響を受けているものです。
「なんだか気持ちが落ち着かない」
「疲れが抜けにくい」
そんなふうに感じることが増えるのも、ちょうどこの季節の特徴かもしれません。
そんな初夏に、日々の暮らしをやさしく整えてくれる存在のひとつが『ハーブ』です🌿香りや色、手に触れる感触までもが、心の呼吸を深くしてくれるような植物。暮らしの中にほんの少し取り入れるだけで、その空間がふわっとやわらかく、心地よく変わっていくのを感じられるはずです。
🪴 ハーブって、どんな植物?
ハーブとは、香りや風味、効能のある植物の総称。料理やお茶、アロマとしての用途だけでなく、最近ではインテリアグリーンとしても人気です。今回は、香りや佇まいの美しさを楽しめる、暮らしに取り入れやすいハーブをいくつかご紹介します。
🌱 ミント
爽やかで清涼感のある香りが特徴のハーブ。お茶に入れるのはもちろん、グラスの水に葉を浮かべて香りを楽しむのもおすすめです。気分をリフレッシュしたいときや、暑い日のひと息にぴったり。
🍀ローズマリー
針葉のような葉と、すっきりとしたシャープな香りが魅力。集中力を高めたいときや、気持ちを切り替えたいときに役立つといわれています。料理やアロマにも幅広く使われる万能なハーブです。
🍃タイム
小さな葉から漂う、ほんのりスパイシーな香りが印象的。抗菌作用があるとされており、蒸し暑さが気になる季節にも活躍します。見た目も可愛らしく、キッチンや窓辺のアクセントにも。
🪻 ラベンダー
やさしく甘い香りが特徴。リラックス効果が高く、枕元やバスルームに置くと心が落ち着きます。ドライにして長く楽しむのも◎。
🍋 レモンバーム
ほんのりレモンの香りがするハーブで、気持ちをリフレッシュしたいときにぴったり。ハーブティーにもよく使われます。
🌿 セージ
すっきりとした香りが特徴。料理にも使われますが、葉のシルバーグリーンの色味が美しく、観賞用としても人気です。
🌱 バジル
香りに元気をもらえる、初夏にぴったりのハーブ。キッチンに置いて香りを楽しんだり、飾りとして食卓に添えるのも素敵です。
🫛 フェンネル
やさしい甘さのある香り。細く繊細な葉が風に揺れる様子も涼しげで、季節のインテリアとしても映えます。
それぞれのハーブには、香りや色、葉の形などに個性があり、使い方も人それぞれ、自由に楽しめるのが魅力です。料理やお茶に添えるのはもちろん、香りを楽しんだり、インテリアとしてそっと飾るだけでも、空間の雰囲気がやわらかく変わります♪小さな鉢で育てる過程にも楽しさがあり、日々少しずつ変化していく姿に癒されたり、香りを感じるそのひとときに心がふっとほどけるような気持ちになることも。そんな育てる時間も、香る時間も楽しめるのが、ハーブの大きな魅力です✨

ー 暮らしの中に取り入れるアイデア ー
日常のなかにハーブを取り入れる方法は、特別な道具や技術がなくても、じつはとてもシンプル。ちょっとした工夫で、暮らしの中に自然のやさしさと心地よい香りを添えることができます!
🌿 窓辺に小さな鉢植えを置いて、目にも香りにも癒されるスペースをつくる
朝の光がゆっくりと差し込む窓辺に、ミントやレモンバームなどのハーブをそっと置いてみましょう。柔らかな陽射しに照らされて、葉がきらきらと光る様子や、ふとした瞬間に香る清々しい香りが、心をふわっと軽くしてくれます。出かける前の慌ただしい時間も、ほんの一瞬立ち止まって深呼吸したくなるような、そんな癒しのひとときをもたらしてくれる存在です。
🍴 キッチンに置いて、料理のアクセントに
小さな鉢に育ったバジルやローズマリーを、キッチンのカウンターや窓辺に。必要なときにさっと摘んで、パスタやスープ、サラダにひと添えすれば、料理に彩りと香りが加わり、食卓がぐっと華やかになります。摘みたての香りがふわっと広がる瞬間は、五感が目覚めるような心地よさ。「今日はどのハーブを使おう?」そんなちょっとした選ぶ楽しみも、日々の食卓を豊かにしてくれます。
🛀 バスソルトと一緒にバスタイムで香りを楽しむ
一日の終わりには、ラベンダーやタイムなどのハーブを使って、特別なバスタイムを。天然の香りを含んだ葉や花をバスソルトと一緒にお湯に浮かべれば、まるで森の中にいるような、やわらかく包み込まれるような時間に。ゆったりと湯船につかりながら、ハーブの香りとともに深呼吸すれば、心の奥までほどけていくような、静かなリセットの時間を過ごせます。
🌼 テーブルに一輪挿しのように活けて、目にも涼やかな演出に
ガラスの小瓶や陶器の花器に、ミントやセージの茎を一枝だけ活けてテーブルへ。風に揺れるたびに香るグリーンの香りと、葉のさわやかな色合いが、空間に涼やかなアクセントを加えてくれます。おもてなしの食卓やティータイムにもぴったりで、季節の花や果実と一緒に活けると、より季節感のある自然なコーディネートに。小さな演出ですが、その存在があるだけで部屋の雰囲気が変わります。
たとえ小さな一鉢でも、暮らしの中に「香りのあるグリーン」があるだけで、部屋の空気がふわっとやわらかくなったり、気持ちがすっと整ったり。そんな目に見えない変化が、日々の中で少しずつ積み重なっていくことこそ、"植物とともにある暮らしの豊かさ"なのかもしれません。

ー 香りは、心の余白をつくる ー
日々の暮らしの中で、時間に追われるような瞬間や、気づかぬうちに心が張りつめているようなときもあるもの。そんな日常に、そっと寄り添ってくれるのが『香り』という存在です。
ミントの清涼感、ローズマリーの凛とした香り、
タイムのやさしいスパイスのような空気感――
ひと息つくたびに、自然と深呼吸がしたくなるような、
心がふわっとほどけていくその感覚は、まるで見えないご褒美のよう。
ハーブの香りは、気持ちを整えるだけでなく、
「今この瞬間」に意識を向けさせてくれる、小さなスイッチのようなもの。
部屋の片隅に置かれた一鉢のグリーンが、
いつの間にか日々のリズムにやさしい余白をつくってくれるはずです。
花とともに、香りのある植物たちが暮らしの一部になることで、
初夏の空気も、もっと穏やかに、もっと心地よく感じられるかもしれません。

FLORISTでは、季節ごとの花々を取り入れたデザインや、特別なシーンにぴったりの華やかなアレンジまで、さまざまな作品が日々生み出されています。ぜひお気に入りのアレンジを見つけてみてください🌱