top of page
検索

チューリップのふるさとはどこ?意外と知らない原産国の話

こんにちは、FLORISTです🌱

春になると、色とりどりのチューリップが咲き誇り、私たちの目を楽しませてくれますよね🌷

実はこの美しい花、オランダのイメージが強いですが、本来の原産国は"オランダではありません"。

今回は、チューリップの意外なルーツや歴史についてご紹介します!

赤いチューリップ畑

チューリップの原産国は中央アジア〜トルコ

チューリップの原産地は、現在のトルコやカザフスタンを含む中央アジアの山岳地帯です。乾燥した気候の中で、チューリップは自然に自生していました。16世紀頃になると、オスマン帝国(現在のトルコ)の宮廷で珍しい花として愛され、貴族たちの間で人気が広がったのです。特に、スレイマン1世(オスマン帝国のスルタン) はチューリップをこよなく愛し、宮廷の庭園をこの花でいっぱいにしました。トルコ語で「ターバン(頭に巻く布)」を意味する「tülbent(テュルベント)」が、チューリップの語源になったとも言われています。


オランダとチューリップの深い関係

オスマン帝国からヨーロッパへチューリップが伝わったのは16世紀後半のこと。

当時、オーストリアの大使だったオージェ・ギスラン・ド・ブスベックが、トルコから持ち帰ったことがきっかけでした。その後、チューリップはオランダへ渡り、品種改良が進みます。


チューリップバブルとオランダの栽培技術の発展

17世紀にはチューリップが高級品として人気を博し、「チューリップバブル」と呼ばれる投機熱が巻き起こりました。珍しい品種の球根が、家が買えるほどの高値で取引されるほどの熱狂ぶり!しかし、1637年に市場が崩壊し、チューリップバブルは終焉を迎えました。それでも、オランダではその後も球根栽培が盛んに行われ、今では世界最大のチューリップ生産国として知られています✨


日本でのチューリップの広まり🇯🇵

日本にチューリップが伝わったのは江戸時代のこと。オランダから長崎へ運ばれましたが、当時は珍しい観賞用の花でした。本格的に全国で栽培されるようになったのは明治時代以降で、新潟県や富山県などで生産が始まりました。現在では、富山県・新潟県・北海道が国内の主要産地となり、春には美しいチューリップ畑が広がります🌷富山県の砺波(となみ)市では 「となみチューリップフェア」 が毎年開催され、700品種・300万本以上のチューリップが楽しめるんですよ!


チューリップの花言葉と品種の魅力

チューリップは色によって花言葉が異なります🔹🔸


:「愛の告白」「真実の愛」

:「希望」「明るい未来」

:「純粋」「新しい始まり」

:「気高さ」「不滅の愛」


また、オランダでは 「ブラック・チューリップ」 という真っ黒なチューリップの品種改良が進められ、世界中の園芸家が研究に励んでいます。日本でも、「富山オリジナル」や「新潟生まれ」の品種など、多くの美しい品種が生まれていますよ🌷


まとめ

チューリップはオランダのイメージが強いですが、実は中央アジアやトルコが原産地で、オランダを経て世界中に広まりました。日本でも春を彩る花として親しまれ、多くの人々に愛されています。色とりどりのチューリップを見かけたら、その歴史や旅路に思いを馳せてみるのも素敵ですね♪

花瓶に入ったチューリップとラナンキュラス




FLORISTでは、洗練されたフローリストたちが、一つひとつ心を込めて美しいアレンジメントを制作しています。季節ごとの花々を取り入れたデザインや、特別なシーンにぴったりの華やかなアレンジまで、さまざまな作品が日々生み出されています。ぜひお気に入りのアレンジを見つけてみてください🌱

 
 
 

Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.
bottom of page