ウェディングブーケの種類完全ガイド|ドレスとの相性と後悔しない選び方
- Gooby Goofy
- 4 日前
- 読了時間: 7分

こんにちは、FLORIST JPです🌱
ウェディングブーケは、花嫁の美しさを際立たせる、結婚式における最重要アイテムの一つです。ブーケはただの花の飾りではなく、プロポーズの際に花婿が贈った「愛の誓い」を意味するとも言われており、特別な意味を持っています。
しかし、ブーケにはラウンドやキャスケードなど、多様な種類があり、どのブーケが自分の選んだドレスや会場の雰囲気に合うのか迷ってしまう花嫁様も多いでしょう。
今回は、定番からモダンなスタイルまで、ブーケの主要な5つの種類を徹底解説し、あなたのウェディングドレスを最も美しく見せるためのブーケ選びの秘訣を詳細にご紹介します。
− 定番からモダンまで!ウェディングブーケの主要な5つの種類 −

Type 1:ラウンドブーケ(Round Bouquet)/ 可愛らしさの定番
◼︎形状と特徴: 花を半円形(丸いドーム型)にまとめた、最も伝統的でポピュラーなブーケです。コンパクトで持ちやすく、どんな体型の花嫁様にも似合います。
◼︎適した花材: バラ、トルコギキョウ、ガーベラなど、丸く咲く花を中心に、可憐な印象の花材が適しています。
◼︎相性の良いドレス: プリンセスラインや、裾の広がりが少ないカジュアルなドレス。可愛らしさや若々しさを演出したい場合に最適です。

Type 2:キャスケードブーケ(Cascade Bouquet)/ 優雅で王道
◼︎形状と特徴:花が滝のように下方向へ流れるように長く垂れ下がった、非常に優雅で華麗なブーケです。
◼︎適した花材:ユリ、カサブランカ、垂れ下がるグリーン(アイビーなど)を使い、縦のラインを強調します。
◼︎相性の良いドレス:教会での挙式など、厳かな雰囲気に合います。ロングトレーン(裾が長い)のドレスや、格式高いAラインのドレスに合わせると、花嫁の優美さが際立ちます。

Type 3:クラッチブーケ(Clutch Bouquet)/ ナチュラル&モダン
◼︎形状と特徴:花を茎ごと切り揃えて無造作に束ねた(クラッチ=つかむ)ような、シンプルでナチュラルな花束型です。
◼︎適した花材:グリーンをたっぷり使い、季節の野花や小花、パンパスグラスなどをミックスすると、抜け感が出ます。
◼︎相性の良いドレス:エンパイアラインやスレンダーラインなど、柔らかな素材や、カジュアルな雰囲気を持ち合わせたドレスに特によく馴染みます。

Type 4:ティアドロップブーケ(Teardrop Bouquet)/ 万能な進化系
◼︎形状と特徴:ラウンドの丸いトップから、下部が涙のしずくのように少しだけ垂れ下がった形状です。ラウンドとキャスケードの「いいとこ取り」をしたようなデザインです。
◼︎相性の良いドレス:豪華すぎず、シンプルすぎないため、幅広いデザインのドレス、特にAラインなど、どんな会場にもバランス良く馴染む万能なブーケです。

Type 5:アームブーケ(Arm Bouquet)/ スタイリッシュな大人向け
◼︎形状と特徴:茎の長い花をまとめて、腕に抱えるように持つブーケです。非常にスタイリッシュで、モダンな大人の雰囲気を演出できます。
◼︎適した花材:チューリップ、カラー、ユリなど、茎がまっすぐで長い花がメインになります。
◼︎相性の良いドレス:マーメイドラインや、近年人気のパンツスタイルなど、細身でシャープなシルエットのドレスに合わせると、モード感が際立ちます。
− 失敗しない!ブーケとウェディングドレスの相性診断 −
ブーケを選ぶ際は、「ドレスのデザインとブーケのシルエットを合わせる」ことが最も重要です。

【Aライン・プリンセスラインに合うブーケ】
ボリューム感のあるスカートを持つこれらのドレスには、ブーケも存在感のある形状がおすすめです。
◼︎最適:キャスケードブーケ(豪華さ、王道感)またはティアドロップブーケ(万能でバランスが良い)。
◼︎避ける場合:細すぎるクラッチブーケやアームブーケは、ドレスのボリュームに負けてしまう可能性があります。

【マーメイドライン・スレンダーラインに合うブーケ】
体にフィットし、縦のラインを強調するスレンダーなドレスには、シャープでスタイリッシュなブーケを合わせましょう。
◼︎最適:アームブーケ(縦長で統一感を出す)、クラッチブーケ(ナチュラルで抜け感を出す)。
◼︎ポイント:花嫁の身長が高い場合、アームブーケで縦長を強調すると、さらにスラッと見せることができます。

【エンパイアライン・ミニ丈に合うブーケ】
胸下で切り替えがあり、リラックス感のあるエンパイアラインや、カジュアルなミニ丈のドレスには、作り込みすぎないナチュラルなブーケがマッチします。
◼︎最適:クラッチブーケや、小さめのラウンドブーケ。

【特別編】和装(白無垢・色打掛)に合わせるなら?
和装でブーケを持つ場合は、洋装とは全く異なる特別な形状を選びます。日本の伝統的な美意識に沿ったデザインにすることで、着物と調和し、より洗練された印象になります。
◼︎最適:ボールブーケ
◼︎特徴:花を球形に丸くまとめ、組紐などの持ち手を付けた手まりのようなブーケです。和装の格式と可愛らしさの両方を持ち合わせています。
◼︎花材:菊(ピンポンマム)、ダリア、椿など、和の雰囲気を持つ花材や、水引・組紐といった装飾を合わせるのが定番です。
◼︎その他:扇子ブーケ(扇子を土台に花を装飾したもの)も、非常にモダンでスタイリッシュな和装ブーケとして人気があります。
【素材別】ブーケを選ぶ際のメリットと後悔しないためのポイント
ブーケの素材は生花、プリザーブド、造花など様々ですが、やはり特別な日に欠かせないのが生花ブーケです。生花だけが持つ香り、みずみずしさ、そしてその日限りの「命」の輝きは、何物にも代えがたい魅力です。
生花ブーケの魅力
◼︎香りによる「記憶」と「癒やし」の演出:
生花にしかない豊かな香りは、結婚式という特別な日の記憶と深く結びつきます。例えば、バラやジャスミンなどのブーケは、後日同じ香りを嗅いだ瞬間に、挙式当日の感動的な情景を鮮明に思い出すことができる、写真には残せない「香りの記憶」演出します。
◼︎その日限りの「みずみずしさ」と「命の輝き」:
生花は、その日、その瞬間に最も美しく咲いている「命」そのものです。瑞々しく輝く花びらや茎の質感は、プリザーブドフラワーや造花では表現できません。このライブ感こそが、一生に一度の門出にふさわしい本物の特別感を花嫁にもたらします。
◼︎多様な「形状」と「質感」を表現できる柔軟性:
花の種類や茎の曲がり具合を活かしたクラッチブーケの自然な無造作感、大輪の花を活かしたキャスケードブーケの優雅な流れなど、生花はデザインや質感の自由度が最も高い素材です。これにより、ドレスの素材感や会場のテーマに合わせて、理想通りのブーケをフローリストと共に作り上げることができます。
持ち運びと保存:プリザーブドやドライフラワーブーケの魅力
◼︎記念に残したい場合:
挙式後もそのままの美しさを保ちたい場合は、プリザーブドフラワーやドライフラワーで作られたブーケを選ぶのも一つの方法です。特にクラッチブーケは、ドライフラワーとの相性が抜群です。
◼︎役割分担:
花ブーケは挙式・披露宴で使用し、お色直し後のカラードレスには、記念として残せるドライフラワーブーケを持つといった使い分けも人気です。
まとめ:あなたのウェディングスタイルを完成させるブーケを見つけよう
ウェディングブーケは、ドレスの魅力を最大限に引き出し、花嫁様の個性を映し出す最後の重要なアイテムです。生花だけが持つ香りやみずみずしさは、写真には残らない「感動の記憶」として深く心に刻まれます。
ぜひ、あなたの想いを形にする『運命のブーケ』をフローリストと一緒に見つけ、最高に輝く特別な一日を迎えてください。
FLORIST JPでは、お花にまつわる情報や、 大切な人へのフラワーギフトの選び方、花を長く美しく楽しむためのお手入れ方法など、実用的な情報を発信しています。ウェディングブーケのスタイルに関するご相談や、ご不明な点があれば、どうぞお気軽にお問合せください。

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