花を長持ちさせるには？種類別のお手入れ方法と長寿命ギフトの秘密を徹底解説
- Gooby Goofy
- 10月8日
- 読了時間: 5分
− FLORISTの世界へようこそ。−
こんにちは、FLORIST JPです🌱
せっかくもらった素敵なフラワーギフト。「できるだけ長く、美しいまま楽しみたい！」と思うのは当然ですよね。しかし、多くの方が、花を飾ってから数日で元気がなくなってしまう経験をしています。実は、花が早く枯れてしまうのには明確な原因があり、ちょっとした知識と手間で花の寿命をぐっと延ばすことができます。
この記事では、花を長持ちさせるプロの秘訣を、花束、アレンジメント、そして長寿命ギフトの3つの種類に分けて徹底解説します。この記事を読めば、あなたの家で花が生き生きと咲き続ける期間が格段に長くなるはずです。
【切り花共通】花束・アレンジメントを長持ちさせる3つの基本テクニック
花束やアレンジメントに使われている切り花を長く楽しむために、まず知っておきたい共通の基本テクニックを3つご紹介します。
テクニック1：水切りを徹底する
花がすぐにしおれる最大の原因は、茎の切り口が乾燥したり、バクテリアで詰まったりして、水を吸い上げられなくなることです。
正しい水切りの方法：
✔︎ 水を張ったバケツや洗面器の中に、茎の切り口を浸します。
✔︎ 水中で、清潔なハサミやカッターで茎を斜めにカットします。
水中で切ることで、切り口から空気が入るのを防ぎ、水を吸い上げる力を維持できます。斜めに切ると、水を吸う断面積が広くなるため効果的です。
テクニック2：毎日行う水替えと花瓶の洗浄
花瓶の水を替えないと、水中でバクテリアが爆発的に繁殖し、そのバクテリアが茎の導管を詰まらせてしまいます。
水は毎日交換: 可能な限り、新鮮な水に毎日交換しましょう。
花瓶を洗う: 水を替える際、花瓶の内側のぬめりもバクテリアの塊なので、食器用洗剤や漂白剤を使ってしっかり洗い流しましょう。ぬめりを取り除くことが、鮮度維持の最重要ポイントです。
テクニック3：飾る場所を選ぶ（高温・直射日光・風を避ける）
花にとって過酷な環境に置くことは、寿命を縮めることにつながります。
避けるべき場所:
◼︎直射日光が当たる窓際は、水温が上がり、花が蒸れて早く咲ききってしまうので避けましょう。
◼︎エアコンの風が直接当たる場所は、乾燥しすぎて水分の蒸発が激しくなります。
◼︎熟した果物の近くは、果物から出るエチレンガスは花の老化を早めてしまうので離すのがベター。
【種類別】生花をもっと長く楽しむためのポイント
花束かアレンジメントか、また花の種類によって、もらった直後の対応や日々の手入れの仕方が少し異なります。
花束（ブーケ）の場合：もらった直後の適切な処理
花束は、すぐに花瓶に活けるための準備が必要です。
ラッピングを外す: ラッピングや保水材をすぐに外し、花に付いている余分な輪ゴムなども取り除きます。
葉っぱを取り除く: 水に浸かってしまう部分の葉っぱは、全てきれいに取り除きましょう。葉が水に浸かると腐り、バクテリアが増える原因になります。
水切りと深水: 上記の水切りを行った後、深い花瓶にたっぷり水を入れ、花首まで浸して1、2時間置いておくと、弱った花が水を吸い上げて元気を取り戻しやすくなります。
アレンジメントの場合：水やりとスポンジの管理
アレンジメントは、カゴなどの器に入ったスポンジ（オアシス）に花が活けられています。
水を絶やさない: スポンジが乾くと、花は水を吸えなくなります。毎日、器の縁から水をゆっくりと足し、スポンジ全体が常に湿っている状態を保ちましょう。
勢いよく注がない: スポンジが水を吸うのには時間がかかるため、勢いよく水をかけると溢れてしまいます。シャワーではなく、ジョウロなどで優しく注ぎましょう。
【長寿命ギフトの秘密】手入れ不要で長く飾る方法
水替えや水切りの手間をかけずに、数年単位で花の美しさを楽しみたい場合は、「長寿命ギフト」を選びましょう。
プリザーブドフラワー：美しさを保つための唯一の注意点
プリザーブドフラワーは、生花に特殊な加工を施したもので、水やりの必要がなく、3~5年長持ちします。
◼︎水やりは厳禁！水をかけてしまうと、花びらが透けたり、染料が漏れたりしてしまいます。
◼︎湿気を避ける: 日本の湿気はプリザーブドフラワーの大敵です。カビの原因になるため、洗面所などの水回りは避け、乾燥した場所に飾りましょう。
◼︎直射日光を避ける: 窓際など直射日光が当たる場所に飾ると、色褪せが早まってしまいます。
ドライフラワー：アンティークな美をキープする秘訣
ドライフラワーは、自然な色合いとアンティークな雰囲気が魅力です。
◼︎湿気を避ける: 湿気の多い場所に飾ると、カビや劣化の原因になります。
◼︎ホコリ対策: 長く飾っているとホコリがたまるので、柔らかいブラシやドライヤーの冷風などで優しく払ってあげましょう。
【FAQ】花を飾る際によくある疑問
Q. 延命剤（切り花栄養剤）は使った方がいいですか？
A. はい、使った方が良いです。延命剤には、花に必要な栄養と殺菌成分が含まれており、花の持ちを格段に良くしてくれます。特に花束をもらった際は、付属の延命剤を必ず使いましょう。
Q. 延命剤がない場合、家庭にあるもので代用できますか？
A. 応急処置として代用が可能です。水に漂白剤（家庭用ハイターなど）を数滴入れると、殺菌効果でバクテリアの繁殖を抑えることができます。また、砂糖を少量加えると栄養補給にもなりますが、砂糖はバクテリアのエサにもなるため、必ず漂白剤とセットで使いましょう。
Q. 枯れてきたらどうすればいいですか？
A. 諦めずにドライフラワーにするのがおすすめです。まだ綺麗なうちに吊るして乾燥させることで、また別の形で花を楽しむことができます。完全に枯れてしまった場合は、燃えるゴミとして処分する前に、花をくれた人に感謝の気持ちを伝えましょう。
まとめ：少しの手間で、花から最大限の癒しを得よう
花を長持ちさせる秘訣は、清潔な水と適切な環境を与えることです。
「水切り」や「水替え・花瓶掃除」といった少しの手間を加えるだけで、花の寿命は驚くほど延びます。あなたの小さな努力が、花がくれる癒しと美しさを最大限に引き出すのです。
FLORIST JPでは、お客様に安心してご利用いただくため、高品質な花の仕入れと丁寧な梱包、万全の配送保証を徹底しています。花に精通したサポートも充実していますので、なんでもご相談ください♩
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