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【プロ直伝】花に使うハサミの種類|用途別に選ぶ、切れ味が花を長持ちさせるおすすめの一本

こんにちは、FLORIST JPです🌱

花を愛するすべての人にとって、ハサミは最も重要な「相棒」です。

ただ単に茎を切るだけでなく、ハサミの切れ味は、花が水を吸い上げるための導管を潰さずに処理できるかどうかに直結します。つまり、ハサミの良し悪しが、花束の寿命を大きく左右するのです。


今回は、プロのフローリストが実際に使い分けているハサミの主要な3タイプから、切れ味を維持する手入れ方法までを徹底解説します。ご自身にぴったりの「一生ものの一本」を見つけてください✂︎


− 用途別!花仕事で活躍するハサミの主要な3タイプ −


花を扱う作業(花束制作、アレンジメント、水切りなど)は多岐にわたります。作業内容によって、最適なハサミの形状や硬さが異なります。


花ばさみ

タイプ1:生花を扱う基本の相棒「生花ハサミ(花ばさみ)


◼︎役割:最も頻繁に使用する、主に水切りや葉の処理のためのハサミです。

◼︎特徴::刃先が細く、小回りが利く形状が一般的です。特に、茎の組織を潰さずにスパッと切断する高い切れ味が求められます。

◼︎選び方のコツ:刃先が細いものは、花束を束ねる際にも、密集した茎の隙間から不要な葉を処理しやすいというメリットがあります。初心者の方は、グリップが握りやすく、滑りにくいものを選ぶと安心です。


枝切りばさみ

タイプ2:太い枝や硬い茎を切る「フローリストナイフ/剪定ばさみ


◼︎役割:バラ、枝もの(サンキライ、雪柳など)、木質の硬い茎を扱う際に使用します。

◼︎特徴:生花ハサミでは対応できない硬い材質を切るため、非常に強力な刃とテコの構造を持っています。フローリストナイフは、水中で茎を斜めに削ぐ「水切り」技法にも使われます。

◼︎注意点:剪定ばさみは太い枝を切るのに適していますが、細い生花の茎に使用すると、組織を潰してしまう場合があるため、使い分けが必要です。


クラフトばさみ

タイプ3:ワイヤーや資材を切る「クラフトハサミ/ニッパー


◼︎役割:花材そのものを切るのではなく、ワイヤー、リボン、麻ひもなどのラッピング資材やアレンジメント資材を切るために使います。

◼︎特徴:鉄製のワイヤーを切ると、花ばさみの刃が欠けたり、切れ味が急速に悪くなったりします。そのため、花材を切るハサミとは完全に分けて使用するのがプロの鉄則です。

◼︎おすすめ:グルーガンで固まった接着剤やワイヤーなど、硬い資材を切るには、専用のニッパーが便利です。


− プロが教える!ハサミ選びで絶対に外せない3つのポイント −


花ばさみを選ぶ際に、単なるデザインだけでなく、実用性を左右する重要なポイントを確認しましょう!


ポイント1:花の吸水を左右する「切れ味と材質


切れ味が良いハサミの条件は、刃が硬く、錆びにくい材質であることです。

◼︎ステンレス鋼:錆びにくく、手入れが比較的楽なため、水回りの多い花ばさみに適しています。

◼︎フッ素加工:刃にフッ素加工がされていると、花のヤニ(樹液)が付着しにくく、メンテナンスの手間が減り、切れ味を長く保てます。


最高の切れ味を求めるなら、定期的な研磨(研ぎ)が必要ですが、日常使いにはフッ素加工のステンレス製がおすすめ!


ポイント2:手が疲れにくい「ハンドルの形状」と「重さ」


花束制作やアレンジメントでは、ハサミを握る時間が長くなります。

◼︎長時間の使用:指のサイズに合ったリングの大きさや、指が痛くなりにくいクッション材がついたハンドル形状を選びましょう。

◼︎重さ:軽すぎると力が伝わりにくく、重すぎると手首が疲れます。実際に握ってみて、長時間使用しても安定して力を込められる重さを選ぶことが大切です。


ポイント3:水回りで使うための「サビへの強さ


花ばさみは常に水気のある場所で使用するため、サビは避けられません。サビが発生すると、刃の間に花汁が詰まり、切れ味が急速に悪化します。

ステンレス製を選ぶのはもちろんですが、使用後に水気を完全に拭き取れるよう、シンプルで拭きやすい構造のハサミを選ぶことも重要です。


− 花の鮮度を保つ!ハサミの正しい手入れとメンテナンス −


どんなに良いハサミでも、手入れを怠ると花の寿命を縮めてしまいます。ハサミを常に最高の状態に保つことが、花を長持ちさせる秘訣です。


使用後の基本:「拭き取り」と「乾燥」


◼︎毎回行う:ハサミを使用したら、必ずすぐに布やキッチンペーパーで水分と花汁(ヤニ)を丁寧に拭き取ってください。

◼︎完全乾燥:湿ったまま放置せず、風通しの良い場所で完全に乾燥させてから保管しましょう。


切れ味を回復させる「ヤニ取り」と「研ぎ方」


◼︎ヤニ取り:花のヤニは放置すると固着し、切れ味を大幅に落とします。ヤニがひどい場合は、アルコール(消毒用エタノール)を布に含ませて拭き取ると、簡単に除去できます。

◼︎研ぎ:切れ味が落ちてきたら、フローリスト用の専用研ぎ器を使用するか、プロの業者に依頼して研磨してもらいましょう。自分で研ぐ際は、刃の角度が変わらないように注意が必要です。


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− まとめ:道具への愛着が、花への愛情に変わる −


花に使うハサミは、単なる道具ではなく、あなたの花に対する思いやりやプロ意識を映し出す鏡のようなものです。

◼︎基本生花ハサミ資材用ハサミは必ず使い分けましょう。

◼︎選び方切れ味の良いステンレス製で、手にフィットするものを選んでください。

◼︎手入れ:使用後は必ず拭き取り、乾燥させてください。


道具への愛着が深まれば、それは自然と、あなたが扱う花への愛情へと変わります。ぜひこの記事を参考に、"あなたにとって最高の「一本」"を見つけ、毎日の花のある暮らしをさらに豊かなものにしてください。


FLORIST JPでは、花や季節にまつわるコラムを日々配信しています。

花を贈る喜びや、季節の移ろいを感じるひとときを、ぜひ一緒にお楽しみください。



 
 
 

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