ハロウィンの由来 ― 秋を彩るお祭りのはじまり
- Gooby Goofy
- 10月17日
- 読了時間: 4分

−FLORISTの世界へようこそ。−
こんにちは、FLORIST JPです🌱
街を歩けば、オレンジや紫の花、カボチャの飾りがあちこちに並びはじめる季節。
ハロウィンはすっかり日本でもおなじみのイベントになりましたが、その始まりは、実はとても古い「収穫と感謝のお祭り」だったことをご存じですか?
今回は、ハロウィンの由来についてご紹介したいと思います🎃

🍂 ケルト人の「サウィン祭」が原点
ハロウィンの起源は、約2000年前の古代ケルト人が行っていた「サウィン祭(Samhain/サウィン)」というお祭りにさかのぼります。
当時のケルト暦では、10月31日が一年の終わりであり、夏から冬へと季節が移り変わる「境目の日」とされていました。
この夜、人々は“死者の魂が家族のもとへ帰ってくる”と信じ、同時に“悪霊も一緒にやってくる”と恐れていました。そこで、家の前では焚き火をたき、仮面をかぶって悪霊に自分の存在を悟られないようにしたり、亡くなった人の魂が迷わず帰ってこられるように食べ物を供えたりしていたのです。
つまり、ハロウィンのルーツにあるサウィン祭は、「恐れ」と「感謝」、「死」と「再生」が交わる特別な夜。先祖を想い、自然の恵みに感謝し、冬の訪れに備える—— そんな人々の祈りの気持ちが、現代のハロウィンにもどこか受け継がれているのかもしれません。

🎭 アメリカで広まった“お菓子と仮装”の文化
その後、ケルトの風習はキリスト教の「万聖節(All Hallows’ Day)」と結びつき、ヨーロッパ各地へと広がっていきました。やがて19世紀になると、アイルランドやスコットランドからアメリカへ渡った移民たちによって、この風習も海を越えて伝えられます。
当初は静かに祈りを捧げるような日でしたが、時が経つにつれ、アメリカの明るい文化と混ざり合い、
次第に“子どもたちが主役”の楽しいお祭りへと変化していきました。子どもたちは魔女やおばけ、ヒーローなどに仮装して街を歩き、「Trick or Treat!(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!)」と元気に声をかけながら家々を訪ね、家の人はかごいっぱいに用意したキャンディやチョコレートを渡して、小さな来訪者たちを笑顔で迎える――そんな光景がアメリカの秋の風物詩となりました。
今では、子どもだけでなく大人も思い思いの仮装をして楽しむ日。
街中がオレンジと黒で彩られ、笑い声があふれる―― ハロウィンは、恐れの儀式から「人と人をつなぐ季節のイベント」へと生まれ変わりました。

🌼 花で楽しむハロウィン
ハロウィンといえば、街中を彩るオレンジ・ブラック・パープルのカラーが印象的ですよね。
実はこの3色には、それぞれ深い意味が込められています。
◼︎ オレンジ:実りと豊穣、そして太陽のぬくもりを象徴する色。秋の収穫への感謝を表しています。
◼︎ ブラック:夜や神秘、そして“生命のサイクル”を表す色。死と再生を見つめるハロウィンの精神に通じています。
◼︎ パープル:魔法や祈りを象徴し、特別な力を感じさせる色。幻想的な雰囲気を演出してくれます。
これらの色をお花で表現するなら、オレンジのガーベラやバラ、深い黒に近いダリア、そして気品ある紫のトルコキキョウなどがおすすめ。そこにドライ素材やパンプキン、木の実を組み合わせると、秋のぬくもりを感じるハロウィンアレンジに仕上がります。
お部屋に飾るだけで、ほんのり魔法がかかったような季節の彩りを楽しめますよ♩
🐝 花でつながるハロウィンの想い
もともとハロウィンは、「命を想い、感謝する日」でもありました。
先祖や自然の恵みに感謝し、次の季節へとつながる“いのちの循環”を感じる日。そんな背景を知ると、ただの仮装イベントとはまた違う、温かい意味が見えてきます。
だからこそ、花を飾ることで、自然や季節の恵みへの“ありがとう”を表現するのも素敵です。
花の色や香りには、人の心を穏やかにしてくれる力があります。秋の訪れを告げる花たちは、まるで日々の小さな幸せをそっと照らしてくれるようです。
今年のハロウィンは、お部屋に少しだけ花を飾ってみませんか?
明るいオレンジや深みのある赤、実ものを組み合わせたアレンジが、暮らしに秋の灯りをともしてくれるはずです🍁
FLORIST JPでは、季節の花をテーマにしたアレンジメントを全国へお届けしています。
ハロウィンの贈り物やおうちのインテリアにも、花の力を添えて。
“想いを花でつなぐ”お手伝いをさせていただきます🎃




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