フローラルフォームってなに?花を支える名脇役とその捨て方とは?
- Gooby Goofy
- 5月7日
- 読了時間: 3分
こんにちは、FLORISTです🌱
フラワーギフトやアレンジメントを手にしたとき、「どうやってお花がこの形を保っているんだろう?」と思ったことはありませんか?そんな疑問の答えは、花の“土台”となる道具にあります。

多くのアレンジメントに使われているのが、「フローラルフォーム」と呼ばれる吸水性のスポンジ。このフォームは水をしっかり吸い込み、花の茎を固定しながら水分を供給してくれる優れもの。柔らかくて扱いやすく、自由な角度でお花を挿すことができるため、プロのフラワーデザイナーにとっては欠かせない存在です。デザイナーたちはこのフォームを自由に形づくりながら、お花の高さや角度、空気感を調整していき、花の“流れ”や“バランス”を美しく演出。ただの支えではなく、“デザインの要”でもあるのです。
ちなみにこのフォームは、乾いた状態で触るとかなり軽くて硬め。吸水させると重みが出て、より柔らかく変化します。花持ちを良くするためにも、しっかりと水を含ませて使うのがポイントです💡
最近では、環境に配慮した「エコタイプ」も登場しており、よりサステナブルな選択肢が増えてきています。これまでのフローラルフォームは石油由来の原料で作られているため、土に還らないという課題がありましたが、エコタイプは生分解性の素材を使うことで、その負担を軽減する取り組みがなされています。

一方で、昔ながらの花留め道具として根強い人気を誇るのが「剣山(けんざん)」。金属製のピンがたくさん並んだ道具で、主に生け花や和風のアレンジメントで使われています。花をしっかりと立たせる力があり、フォームにはないシャープなラインや繊細な表現が可能なのが特徴。お水をしっかり張った器に剣山を置くと、お花の美しさがすっきりと引き立ちます。
また、最近では再利用可能なホルダー型の花留めや、磁石タイプなど、用途やスタイルに合わせた便利な道具も登場しています。こうしたアイテムを知ると、ただ「飾る」だけでなく「デザインする楽しさ」も感じられるようになりますね♪
ー フローラルフォームって、どう捨てるの?アレンジメントを楽しんだ後のひと工夫 ー
FLORISTでお届けしているフラワーアレンジメントは、基本的にフローラルフォーム(吸水スポンジ)を使用しています。届いたお花を楽しんだ後、「このスポンジってどうやって捨てたらいいの?」と捨て方に迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
フローラルフォームは、石油由来の樹脂で作られているものが多く、土には還りません。そのため、ほとんどの自治体では「燃えないごみ(不燃ごみ)」として処分することになります。
※地域によってごみの分別ルールが異なるため、念のためお住まいの自治体の案内をご確認ください。
捨てる際は、乾燥させてから小さく砕くと、ゴミ袋に入れやすくなります。また、手で絞って小さくするのも◎。花器やアレンジ容器から取り出すときは、粉が舞うことがあるので、新聞紙を敷いた上でそっと作業するのがおすすめです。
最後に
お花を飾る楽しみのあとにも、小さな気配りを。そんなひと手間が、未来の環境を守る優しさにつながっていきます。花を支える道具たちは、見えないところで美しさを支える名脇役。どんな道具を使うかで、お花の表情や空気感も大きく変わります。アレンジメントを贈るとき、そんな裏側にも少し目を向けてみると、花の魅力がまたひとつ深まるかもしれません。

FLORISTでは、季節ごとの花々を取り入れたデザインや、特別なシーンにぴったりの華やかなアレンジまで、さまざまな作品が日々生み出されています。ぜひお気に入りのアレンジを見つけてみてください🌱