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暑い夏でも、花を美しく保つために。

花瓶に入ったまま枯れた花たち

こんにちは、FLORISTです🌱

日差しが眩しく、街の景色もどこか軽やかになる夏。けれどもこの季節、お花にとっては試練の季節でもあります。気温も湿度も高く、水もすぐに濁り、せっかくの花も傷みが早くなってしまう――そんな経験、ありませんか?


そこで今回は、夏の時期にお花を長く楽しむためのケアのコツを、FLORISTからお届けします。ご自宅で花を飾る方にも、大切な方へ贈る方にも、きっと役立つヒントになりますように。


なぜ夏はお花が傷みやすいの? ―

夏は気温が高く、日差しも強く、室内でもエアコンの影響で乾燥と温度変化が起こりがち。さらに水の温度も上がりやすく、バクテリアの繁殖が早いため、お花にとっては過酷な環境になります。特に切り花は根がないため、水からの栄養吸収がすべて。水の中が不衛生になると、吸い上げがうまくいかず、花がすぐに萎れてしまうのです。


花瓶に入ったラナンキュラスやパンジー、紫陽花などの花々

夏のフラワーケア:5つのポイント💡


❶ 涼しい場所に飾ることが第一

お花を飾る場所として適しているのは、「直射日光が当たらず、風通しの良い明るい室内」です。エアコンの風が直接当たる場所や、窓辺の強い光が差す場所は避けましょう。また、日中と夜の温度差が大きい場所も、花にはストレスとなります。理想は「温度が一定で、自然光が柔らかく入る場所」です。玄関や棚の上などもおすすめです。


❷ 水は毎日新しく。茎のケアも忘れずに

高温多湿の夏は水が傷みやすく、1日でも放置すると雑菌が繁殖してしまいます。花瓶の水は毎日替えることを習慣にしましょう。その際、茎の先を1〜2cm斜めにカットする「切り戻し」も忘れずに。水を吸いやすい断面を保つことで、花がぐっと元気になります。花瓶そのものも、週に1〜2回はしっかり洗ってあげるのがおすすめです。目に見えないぬめりや汚れが花のもちを悪くする原因になります。


❸ 葉っぱは水に浸けないこと

意外と見落とされがちなのが、水に浸かる葉っぱを取り除くこと。水中に葉があると、葉が腐敗して雑菌が繁殖し、水全体が濁りやすくなります。葉はできるだけカットして、花瓶の水の中には茎だけが入るようにしましょう。また、花束のまま花瓶に挿す場合は、余分な葉を処理してから活けるだけで、水が清潔に保たれやすくなります。


❹ 花瓶の水にひと工夫:冷水・保冷剤・防腐剤

特に猛暑日などは、水の温度が上がるだけでも花がストレスを感じます。その際は、水を冷たくしてあげるだけでもOK。冷水を使う/保冷剤を花瓶の外に貼るなどの工夫も効果的です。また、可能であれば市販の切花栄養剤や防腐剤を使うと、水の状態を清潔に保ちつつ、花に必要な栄養を与えることができます。


❺ アレンジメントの場合はスポンジに注水を

フラワーアレンジメントに使われる吸水スポンジ(オアシス)は、水をためることで花に水を供給する役割があります。スポンジが乾いてしまうと、花はすぐに水切れを起こしてしまうので、毎日少しずつ水を足すことが大切です。お水をあげるときは、アレンジの隙間から、スポンジのある場所に直接注ぐようにしてください。アレンジを傾けたり、上からジャバッと注がないように注意! 花材のバランスが崩れることがあります。


花瓶に飾られた芍薬

より長く楽しむための、ちょっとした心づかいを

暑い季節のお花は、確かに手がかかることもあります。でも、その分だけ、花が咲き続けてくれる時間に、特別な愛着が湧いてくるのもまた事実です。


「毎朝お水を替える」

「ちょっと場所を移してあげる」

そのささやかな手間が、花の美しさを守り、毎日の暮らしに涼やかな彩りを添えてくれます。


FLORISTから、夏のお花を贈る皆さまへ

FLORISTでは、季節の気温や湿度に合わせて、花材やラッピング、梱包方法にも気を配っています。暑い夏でも安心して贈れるように、保水処理や輸送方法を工夫し、花の表情と想いがそのまま届くように心がけています。


大切な人に贈るお花も、ご自宅で楽しむお花も、「夏だからこそ」できるケアで、もう少しだけ、長く楽しんでみませんか?


FLORISTでは、季節ごとの花々を取り入れたフラワーギフトや、特別なシーンにぴったりの華やかなアレンジまで、さまざまな作品が日々生み出されています。ぜひお気に入りの花ギフトを見つけてみてください🌱

 
 
 

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