【知らずに贈ると損！】花束とアレンジメント、どちらを選ぶ？違いとシーン別おすすめガイド

こんにちは、FLORIST JPです🌱

大切な人へ花を贈るとき、「花束」と「アレンジメント」のどちらにしようか迷ったことはありませんか？

どちらも美しい花のギフトですが、実はその形式や取り扱い方に大きな違いがあります。

今回は、フローリストの視点から、花束とアレンジメントの基本的な違いと、シーン別の選び方のポイントをご紹介します！

まずは、花束とアレンジメントの構造的な違いを理解しましょう。

項目	花束（ブーケ）	アレンジメント
形状	茎を束ね、ラッピングされたもの	器（カゴなど）の中に吸水性スポンジで固定されたもの
水やり	自分で花瓶に入れ、毎日水替えが必要	スポンジに水を足すだけでOK
飾りやすさ	花瓶が必要	花瓶不要、すぐにそのまま飾れる
持ち運び	長い形やボリュームがあるため、ややかさばる	安定しているが、花束より重くなる傾向がある
価格帯	同量・同品種の花材なら、アレンジメントより安価なことが多い	器代や資材、作業工賃がかかる分、花束より高価になることが多い

花束は、茎を束ねてラッピングした、最もポピュラーなスタイルです。

◼︎贈る瞬間の感動：手渡しする際の華やかさや、抱えるほどのボリューム感は花束ならではの魅力。

◼︎デザインの自由度：受け取った人が好きな花瓶を選び、長さを調整して活け直すことができる。

◼︎清潔さ：花瓶の水を替えることで、花を新鮮な状態に保ちやすい。

アレンジメントは、カゴなどの器に花を活けるための吸水性スポンジ（オアシスなど）をセットし、そこに花を挿してデザインされたものです。

◼︎手間いらず：受け取ったらそのまま飾れるため、花瓶を持っていない方や、活け替えの手間をかけたくない方に最適。

◼︎安定感：倒れにくく、病院のお見舞いや、受付、レストランのテーブルなどにも安心して飾れる。

◼︎デザインの完成度：フローリストが最も美しく見える状態に活けているため、デザイン性が高い状態で楽しめる。

2. シーン別！失敗しない選び方のポイント

「誰に」「どんな状況で」贈るかを考えると、最適なスタイルが見えてきます。

シーン	おすすめのスタイル	選ぶ理由
誕生日・記念日（手渡し）	花束	手渡しする際のロマンチックな演出やサプライズに最適。
発表会・卒業式	花束	持ち運びがしやすく、記念写真にも映える華やかさがある。
退職祝い・送別会	花束＆アレンジメント	【遠方へ持ち帰る場合】花束。【すぐに帰宅する場合】手間いらずのアレンジメント。
お見舞い・病院へ	アレンジメント	花瓶不要で倒れる心配がなく、水替えの手間がないため、負担にならない。(※病院の許可を確認しましょう)
開店・開業祝い	アレンジメント	そのまま飾れて見栄えが良く、お店の装飾としてすぐに役立つ。
自宅へ配送するギフト	アレンジメント	宅配で届いても形が崩れにくく、相手に花瓶を用意させる手間がない。