今、この瞬間だけの美しさ〜芍薬が咲き誇る、短い季節〜

こんにちは、FLORISTです🌱

毎年5月下旬から6月上旬にかけて、花屋に並ぶ特別な花『芍薬（しゃくやく）』。ふわりと重なる花びら。咲くほどに広がる華やかさと、ふっと優しく香る上品な香り。その姿はまるで、時間をかけて心をほどいてくれるような美しさです。

芍薬は「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言われるように、古くから女性の美しさの象徴とされてきました。まっすぐに立つ凛とした茎と、大輪のやわらかな花姿が、見る人の心に強く、しなやかに語りかけます。

贈り物としても人気の芍薬は、感謝や敬意、やさしさを伝えるシーンにぴったりです。例えば、お世話になった方へのギフトや、人生の節目に贈る花としても選ばれています。華やかな印象がある芍薬ですが、どこか控えめな花言葉もあわせ持っているところに、奥ゆかしい魅力がありますよね。

そして、芍薬の面白さはつぼみから咲ききるまでの「変化」にもあります。最初は硬く閉じたつぼみが、数日かけてふんわりと花を開くさまは、まるで花が息をしているかのよう。

朝、花の様子を確認するのが楽しみになる。

咲き始めたら、部屋がふっと明るくなる。

そんな暮らしの小さな喜びを運んでくれるのも、この季節ならではの体験です。

芍薬の出回る時期は、とても短いもの。だからこそ、“今この瞬間”を贈る気持ちが、何よりのプレゼントになります。花束はもちろん、アレンジメントでも、その存在感は抜群。上質な印象で、どんなシーンにも品よく馴染みます。

旬のうつくしさを、そのまま花に閉じ込めて、大切な人へ。または、自分へのご褒美としてもおすすめですよ。

芍薬の季節は、一瞬です。

けれどその一瞬が、心に長く残る贈り物になりますように。

FLORISTでは、季節ごとの花々を取り入れたデザインや、特別なシーンにぴったりの華やかなアレンジまで、さまざまな作品が日々生み出されています。ぜひお気に入りのアレンジを見つけてみてください🌱

最新記事